概要
すでにドメインを構築している環境に、冗長化のため追加のドメインコントローラー(DC)を構成します。
1台目の構築方法は下記記事を参照してください。
あとからドメインコントローラーのコンピューター名やIPアドレスを変えるのは避けたいので、先に変更しておきます。
以下については前もって決めて(設定して)おきましょう。
・2台目のドメインコントローラーのコンピューター名
・2台目のドメインコントローラーのIPアドレス (静的IPアドレス)
準備
DNSサーバーは既存のドメインコントローラーのIPアドレスを指定しておきます。
サーバーに「Active Directory ドメインサービス」をインストールする
1台目と同じなので割愛します。サーセン。
1台目の記事を参照くださいな。
2台目のサーバーをドメインコントローラーに昇格する
ここからは若干手順が異なるところがあります。
Active Directoryドメインサービスのインストールが完了したら、サーバーマネージャーの通知アイコンをクリックします。
通知の中の[このサーバーをドメインコントローラーに昇格する]をクリックします。
Active Directory ドメイン サービス構成ウィザードが起動します。
配置操作:「既存のドメインにドメインコントローラーを追加する」を選択します。
その後、[選択]ボタンをクリックします。
ドメインの管理者のIDとパスワードを指定します。
IDは「フルドメイン名\<管理者ID>」で指定します。
[OK]ボタンをクリックします。
ドメインを選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
ドメインと資格情報が表示されていることを確認します。
[次へ]をクリックします。
ドメインコントローラーの機能とサイト情報は要件により異なります。ここではこのままとします。
ディレクトリサービス復元モードのパスワードとパスワードの確認入力を行います。
[次へ]をクリックします。
「DNSオプション」が表示されます。
[次へ]をクリックします。
「追加オプション」が表示されます。
[次へ]をクリックします。
「パス」が表示されます。
[次へ]をクリックします。
「オプションの確認」が表示されます。
設定内容を確認して問題がなければ、[次へ]をクリックします。
「前提条件のチェック」の結果が表示されます。
「すべての前提条件のチェックに合格しました」と表示されていることを確認して、[インストール]をクリックします。
インストールが完了すると、サーバーの再起動が自動的に行われます。
サーバーにログオンします
サーバーマネージャーを開くとADDSが追加されています。
代替DNSサーバーには自分自身が指定されています。
(DNSサービスも一緒にインストールされています)
Active DirectoryユーザーとコンピューターのDomain Controllersには2台のDCが表示されています。
以上です。
コメント