概要
今更感のある基本的な部分ですが、仮想マシンの作成を見ていきたいと思います。
vCenter Server管理下の環境で、vSphere Client (HTML5ベース)での作成を基準にしていきます。
ESXiホスト単独の環境はVMware Host Clientでの作成となりますが作成の画面はほぼ一緒です。
本記事のスクリーンショットはvSphere 6.7の環境での画面構成となります。
下記の3構成になります。
・仮想マシンの作成
・ゲストOSのインストール
・VMware Toolsのインストール
仮想マシンの作成
Webブラウザを起動してvCenter Serverに接続します。
(vCenter Serverの無い環境では、ESXiホストに直接接続します)
https://[vCenter ServerまたはESXiホストのアドレス]/ui/

インベントリツリーで、仮想マシンを作成したい場所(クラスタ、リソースプール、ESXiホスト)を右クリックして、[新規仮想マシン]を選択。

[新規仮想マシンの作成]を選択し、[NEXT]をクリック。

仮想マシン名を入力し、[NEXT]をクリック。

場合によっては、仮想マシンをどこに作成するかを選択する必要があります。
作成する場所を選択し、[NEXT]をクリック。

仮想マシンファイルを保存するデータストアを選択し、[NEXT]をクリックします。

仮想マシンのバージョンを選択して、[NEXT]をクリック。
基本的には新しいバージョンを選択するべきですが、下記によって決めます。

インストールするゲストOSのバージョンを選択して、[NEXT]をクリック。

ここでは、仮想マシンのハードウェアをカスタマイズします。
・CPUの個数
・メモリサイズ
・HDD容量
・ネットワークアダプタ
ここで選択されている初期値は、前の画面で選択したゲストOSの最小や推奨の値です。
必要な値にカスタマイズしましょう。
HDDについてはドライブの容量を増やすことも、ドライブを追加することもできます。必要に応じてカスタマイズしてください。
カスタマイズが完了したら、[NEXT]をクリック。
このときの注意点としてこちらの記事も参照してください。

作成する仮想マシンの設定を確認し、問題なければ[FINISH]をクリック。

仮想マシンが作成されました。
ゲストOSのインストール

続いて、インストールメディアのISOファイルをセットして、ゲストOSをインストールします。
この他に仮想マシンにインストールメディアを認識させる方法として、
・クライアントPCにセットしたCD/DVDを仮想マシンにマッピング
・ESXiホストを実行するサーバの光学ドライブにセットしたCD/DVDを仮想マシンにマッピング
する方法があります。
インストールについては、物理サーバにOSをインストールするのと全く変わりません。



VMware Toolsのインストール
VMware Toolsはデフォルトではインストールされません。
仮想マシンの動作には必須なものと思っていたほうがよいです。
下記のような重要な理由があります。
・NICドライバ
・SCSIドライバ
・ビデオドライバ
・マウスドライバ
・仮想マシンの状態の監視
・スナップショットの取得
・適切なメモリ管理
VMware ToolsはゲストOSによって、インストール手順もことなります。
まとめ
仮想マシンの作成は基本的なことですので、比較的分かりやすい画面構成となっています。
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