概要
Windows 10のPCからBuffalo社のLinkStationに突然アクセスができなくなりました。
ちなみにNASにはguestユーザーではなく、適切なユーザ(パスワードも設定されている)を作成し、PCからアクセスしていました。
エラーメッセージとしては下記が表示されます。
安全でないためファイル共有には接続できません。この共有には最新でないSMB1 プロトコルが必要です。そのプロトコルは安全でないため、システムが攻撃にさらされる可能性があります。
このシステムにはSMB2 以降を使用する必要があります。この問題を解決する方法の詳細については、次のページを参照してください: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=852747
ちょっと調べると、下記のページが出てきます。
こちらのページでが「SMB2プロトコル」を[有効]にするとあります。
が、すでに有効になっていました。
今回、Windows 10からアクセスできなくなった原因としては、SMBv1が削除されたためとは思います。
ですので、SMB1をWindows 10側で有効にしてやればアクセスはできるようになるとは思います。
しかしながら、またいつSMB1が無効にされるかわかりません。また、セキュリティ的に問題があるので無効化されているはずです。できればSMB1は使いたくありませんね。
そして、NASではSMB2プロトコルは有効になっています。にもかかわらずアクセスできないことが気にかかります。
Windows 10でSMB1が無効になっても、NASもSMB2は有効です。
接続にSMB2は使えるはず…なぜアクセスできないのか…
一応解決はできましたので備忘録として残しておきます。
解決
いろいろ調べていて下記にたどり着きました。
SMBv2 は、以下の Windows バージョンで次のような動作を行います。
Windows 10 Enterprise および Windows 10 Education では、リモート サーバーがゲスト資格情報を要求しても、既定でゲスト資格情報を使用してリモート共有に接続することはできなくなりました。
Windows Server 2016 Datacenter および Standard Edition では、リモート サーバーがゲスト資格情報を要求しても、既定でゲスト資格情報を使用してリモート共有に接続することはできなくなりました。
Windows 10 Home Edition と Professional Edition は、以前の既定の動作と変更ありません。
これを読んで、もしかしてと思いました。
NAS側でguestユーザが有効になっていました。
Webの管理画面でこのguestユーザを無効にしたらこれまで通りアクセスできるようになりました。
SMB1を有効にはしたくないですからね。なんとかなってよかったです。
コメント
職場にて、この記事と同じ内容の問題が起こって困っていました!
当初はパソコン側でSMB1を有効にしてなんとか対応していましたが、
NAS側のゲストユーザを無効にしたら無事に解決しました。ありがとうございました!