イベントID 2213、ソース DFSR のイベント「DFS レプリケーション サービスは、ボリューム D: における レプリケーションを停止しました。」のメッセージ

Windows

概要

DFSを有効にしているサーバーがダーティーシャットダウンしたあとに起動すると、下記の警告メッセージが表示されていました。

DFS レプリケーション サービスは、ボリューム D: における レプリケーションを停止しました。この状況は、DFSR JET データベースが 正常にシャットダウンされず、自動回復が無効になっている場合に発生します。 この問題を解決するには、影響を受けるレプリケート フォルダーの ファイルをバックアップしてから、ResumeReplication WMI メソッドを 使ってレプリケーションを再開します。

メッセージの説明には回復の手順まで記載されています。
Windowsのイベントログにしてはなかなか優しいですね(笑)
でも下のような記載があります。

1. ボリュームのすべてのレプリケート フォルダーのファイルをバック アップします。そうしないと、レプリケート フォルダーの回復中に、 予期しない競合の解決のためにデータを失う場合があります。

穏やかではありませんが、DFSは複数のサーバでフォルダ・ファイルの同期を取っています。
もし、双方のサーバで同じファイルを更新していた場合ファイルが消えてしまうことがあるということです。
そういったときに備えて、バックアップしておいてくださいというメッセージです。

作業の前には必ず、バックアップを取っておきましょう。
作業はあくまでも自己責任!

DSFレプリケーションの自動回復が既定では無効になっているために、ダーティシャットダウンなどのあとにレプリケーションが停止されています。
もちろん、正常にサーバがシャットダウンされていればこのようなことにはならないのですが…
レジストリを変更すると、自動回復を有効にすることもできるようですが、ここでは触れないでおきます。

対応手順

正直、回復の手順に書いてあることをやったらいいです。

 1. ボリュームのすべてのレプリケート フォルダーのファイルをバック アップします。
 2. このボリュームのレプリケーションを再開するには、DfsrVolumeConfig  クラスの WMI メソッド ResumeReplication を使います。 たとえば、管理者特権でのコマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します: 

実行するべきコマンドまで記載されています。

コマンドを実行後、しばらくすると下記のイベントが出力されます。

DFS レプリケーション サービスは、ボリューム D: 上の予期しないシャットダウンから 正常に回復しました。これは、パワーロスなどによってサービスが異常終了した場合 や、ボリューム内でエラーが発生した場合に発生します。ユーザーによる操作は必要 ありません。

こちらのイベントが出力されれば、まずは一安心です。

サーバを再起動したりしても問題ないことを確認しましょう。

まとめ

作業はかんたんですが、ファイルが消えないかヒヤヒヤものです。

必ずバックアップを取ってから実行してくださいね。

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