KMSによるWindows 10 LTSC のライセンス認証

Windows
KMSに必要なライセンス等についての説明は割愛させていただきます。

Windows 10のKMS認証について

この時期は新年度がはじまる4月からの準備のため、皆様におかれましては忙しい日々を送られているかと思います。
ADによるユーザ管理等多々あるかと思いますが、今回のお題はKMS(Key Management Service)によるライセンス認証です。
企業によっては安定的な運用のためにクライアントOSとしてWindows 10の長期サービスチャネル(Long Term Serviceng Channel:LTSC)を選択される場合もあるかと思います。
こちらのKMSによる認証について検討していた際、KMSによるライセンス認証が可能なWindows 10 LTSC(LTSC)はいずれかという疑問が浮かびました。

ちょっと調べると以下のページに書いてあるのですが…

Windows Server でのキー管理サービス (KMS) ライセンス認証の計画
Windows Server でキー管理サービス (KMS) のライセンス認証を計画する方法について説明します。

ここで抜粋してみます。

プロダクトキーグループがWindows Server 2019の場合

ライセンス認証可能なのは
・Windows 10 LTSC 2019
・Windows 10 LTSB (2015および2016)

プロダクトキーグループがWindows Server 2016の場合

ライセンス認証可能なのは
・Windows 10 LTSB (2015および2016)

プロダクトキーグループがWindows 10の場合

ライセンス認証可能なのは
・Windows 10 LTSB (2015)

まとめ

皆様の認識としてはいかがでしたでしょうか。
つまり、Windows 10 LTSC 2019をKMS認証で利用したい場合は、KMSホストキーとしてWindows Server 2019のものを用意する必要があります。
Windows 10一括りで(どのエディションでも)KMS認証できるわけではないようですね。
LTSCをご利用される場合はお気を付けください。

KMSホストとなることができるOSも書いてありますが、例えば、Windows Server 2016や2012 R2でもWindows 10 LTSC 2019をホストすることはできます。ただし、プロダクトキーグループはWindows Server 2019のものを用意する必要があります。
注意点としては、もし、Windows Server 2019のKMSホストキーが過去のOSに通らない場合は、プロダクトキーの文字列が間違っていないことを確かめるのはもちろんですが、正しい場合は、とりあえずWindows Updateを行ってみましょう。


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