概要
vCenter Server管理下ではない、vSphere Hypervisor単体のアップグレードを行います。
(管理下でも今回の手順で可能なはずですが。)
インストールメディアからCDブートして、ESXiのアップグレードを行う手順です。
今回はESXi 6.7からESXi 6.7Update 2へ更新してみたいと思います。
ESXiのアップグレード
my vmwareよりISOイメージを入手し、メディアを作成します。
ESXiの現在のバージョンを確認しておきましょう。
入手したイメージでCDブートします。
ブートメニューからインストーラーを起動します。
インストーラーの起動を待ちます。
インストーラーが起動しました。
[Enter]キーを押して、インストール(アップグレード)を継続します。
End User License Agreementが表示されます。
[F11]キーを押して同意し、インストールを継続します。
インストール先を選択して、[Enter]キーを押します。
ここまでは新規インストールとほぼ同じ画面でしたが、アップグレードの場合この画面が異なっています。
・Upgrade ESXi, preserve VMFS datastore…アップグレード(ESXiの設定は残したまま)。データストアは保持。
・Install ESXi, preserve VMFS datastore…インストール(ESXiの設定は再度行う必要あり)。データストアは保持。
・Install ESXi, overwrite VMFS datastore…インストール(ESXiの設定は再度行う必要あり)。データストアも初期化
アップグレードを行いますので、[Upgrade ESXi~]を選択して、[Enter]キーを押します。
他の二つの選択肢はESXiの設定(ホスト名やIPアドレスなど)を再度設定しないといけなくなります。
インストールはパスワードを忘れたとか(笑)の場合、選ぶことになりますね。あともちろんクリーンインストールとか。
アップグレードの最終確認です。
アップグレードを開始する場合は[F11]キーを押します。
アップグレードが開始されますので、完了を待ちます。
アップグレードが完了しました。
メディアを取り出してから、[Enter]キーを押して、再起動を行います。
ESXiが起動してきました。
ビルド番号が変わっています。
IPアドレスも保持されているようです。
バージョンを確認すると、6.7.0 Update 2となっていますね。
アップグレード前のデータストアや仮想マシンも残っています。
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