イベントログでソース DFSR、イベントID 4012のエラーが発生【Windows】※以前の記事では解決していませんでした

Active Directory

概要

以前、下記記事を掲載しています。

前回の記事で、このイベントログのエラーは解決したかに思われましたが、下記のように同じメッセージが表示されています。

ソース:DFSR
種類:エラー
イベントID:4012
説明:DFS レプリケーション サービスは、次のローカル パスのフォルダーのレプリケーション を停止しました: C:\Windows\SYSVOL\domain。このサーバーは、MaxOfflineTimeInDays パラメーターで許可 される時間 (60) よりも長い 111 日間、他のパートナーから切断されています。 DFS レプリケーションはこのフォルダーのデータが失効したと判断し、このサーバーは このエラーが修正されるまでフォルダーをレプリケートしません。
このフォルダーのレプリケーションを再開するには、DFS の管理スナップインを使用して レプリケーション グループからこのサーバーを削除し、グループに追加し直してください。 これにより、サーバーで初期同期タスクが実行され、レプリケーション グループの他の メンバーの最新データによって失効データが置き換えられます。
追加情報:
エラー: 9061 (レプリケートされたフォルダーがオフラインになっている時間が長すぎます。)

仕方がありませんので、DFSRのデータベース初期化を実施してみることにします。

あくまでも私の環境でのお話です。原因はそれぞれ異なる場合がありますので、本記事は参考程度に留めおき下さい。

手順

以下はAdministratorという名前のアカウントで実施した場合の例です。

1. コマンドプロンプトを管理者として実行します。

2. DFSRサービスを停止します。

> net stop dfsr

3. DFSRのデータベースが保存されているフォルダのアクセス権を取得します。

> icacls "C:\System Volume Information" /grant Administrator:F

作業を行っているユーザがAdministratorでない場合は必要に応じてコマンドを書き換えます。

4. DFSRデータベースの保存されているフォルダへ移動します。

> cd /d "C:\System Volume Information\DFSR"

5. 念のため既存のデータベースを別名で残しておきます。

> ren database_xxxx_xxxx_xxxx_xxxx database_xxxx_xxxx_xxxx_xxxx,backup

データベース名は「database_xxxx_xxxx_xxxx_xxxx」
xの部分はランダム(?)な英数字です。

5. 先程取得したアクセス権をもとに戻します。

> icacls "C:\System Volume Information" /remove:g Administrator

6. DFSRサービスを開始します。

> net start dfsr

7. サービス開始時にデータベースが新しく作成されます。

まとめ

前回の記事で解決していないのは残念ですが、また、こちらでしばらく様子を見てみましょう。

AD関係のトラブルは不安になりますね…

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