W3831、E3834のエラーでARCserve Backupによるバックアップが失敗【解決】

ソフトウェア

概要

ARCserve Backupで下記のエラーが発生し、バックアップが失敗しました。

W3831 メディアが見つかりません。
E3834 このジョブに使用できる適切なメディアが見つかりません。

バックアップ先はLTOテープです。
LTOテープは毎日入れ替えていますが、何日も上記のエラーが続いています。
LTOテープを認識していないのかな?とも考えましたが、メディアも認識しています。
LTOの入れ替え後にプレフライトチェックを行っていますが、これも正常となっています。

謎です。

やはり、LTOテープやLTOドライブの異常を疑ってしまいます。
しかしながら、わかってしまうと原因は単純なことでした。

ご存じない方に説明しておきますと、プレフライトチェックはジョブのサブミット画面から実行できます。

原因

メディアの有効期限が切れていました。
「なんだそれ」って感じですよね。

W3831 メディアが見つかりません。

ってメッセージでそこにはたどり着きませんよね(笑)

まあたしかに、

E3834 このジョブに使用できる適切なメディアが見つかりません。

のメッセージであれば、確かにメディアがないとは表示されていないですね。
「適切なメディアが見つかりません。」と書かれています。

わたしは、メディアが「セットされていない」、もしくは「認識されていない」と考えてしまいました。
思い込みもよくはないです。

解決方法

解決方法は簡単です。有効期限を延ばしてやればよいのです。

テープをフォーマットします。
このときに有効期限を設定できるので、未来の日付を指定します。

Arcserveのサポートページ
https://support.arcserve.com/s/article/204303006?language=ja
によると、下記のように記載されています。

有効期限について
メディアの有効期限は、Arcserve Backup がメディアを最初にフォーマットする際に設定されます。
デフォルトは3年の期限が設定されます

Arcserveサポートページより

今のLTOは3年使ったということになるので新しいLTOに買い替えたほうがよいのかもしれません。
が、ひとまずこちらで正常にバックアップを行うことができました。

意味が読み取れていないだけの人間が言っている勝手な意見かもしれませんが、エラーメッセージは分かりやすいものを表示してほしいですね。
また、プレフライトチェックで問題なしというのも納得いきませんねー。

プレフライトチェックは

  • システムチェック
  • CA Arcserve Backupチェック
  • エージェントチェック
  • メディアチェック

を行ってくれます。

しかしながら、メディアの有効期限までは確認してくれないのですね。(意味ないじゃん!)

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